ソニー、プレイステーションの新たなリーダーシップ体制を発表

ソニーは、ゲームおよびエンターテイメント部門の新しい企業構造を発表し、PlayStationのリーダーシップに重要な変更をもたらしました。会社は、ソニー・インタラクティブ・エンターテイメントを「プラットフォーム・ビジネス・グループ」と「スタジオ・ビジネス・グループ」の2つの別々のエンティティに分割しました。

プラットフォーム・ビジネス・グループを率いるのは、ヒダキ・ニシノで、既存のソニー幹部です。ニシノの役割は、技術、製品、サービス、プラットフォーム体験の監督を含むものです。さらに、第三者のパブリッシャーや開発者との関係、ハードウェア、サービス、周辺機器の販売とマーケティングを含む商業運営にも責任を持ちます。

一方、スタジオ・ビジネス・グループを率いるのは、元Guerrilla Gamesのトップで現在のPS Studiosのシニアバイスプレジデントであるハーメン・フルストです。フルストの主な責務は、PlayStation StudiosとBungieの下でのビデオゲームコンテンツの開発、パブリッシング、ビジネス運営に関わります。彼はまた、PlayStation Productionsを監督し、ゲームとトランスメディア部門とのシナジーを確保します。

これらの変更は、6月1日から有効とされましたが、ソニーグループのより広い長期ビジョンの一環として位置づけられています。同社は、FY24から始まる中期計画期間中に持続可能な成長の方向性を確立することを目指しています。ソニーの最高財務責任者である戸騎弘樹氏は、4月にソニー・インタラクティブ・エンターテイメントの代表取締役社長を務めることとなりましたが、SIEの代表取締役としての指導を続けています。ニシノとフルストはいずれも戸騎氏に直接報告します。

この新しいリーダーシップ体制により、ソニーは自社の運営を効率化し、PlayStationエコシステム内でのイノベーションを推進することを期待しています。ゲーマーや業界関係者は、これらの変更がPlayStationの将来にどのような影響を与えるか楽しみにしています。

追加の関連事実：
1. ソニー・インタラクティブ・エンターテイメント（SIE）はソニー株式会社の子会社であり、PlayStationゲームコンソールの開発、製造、販売を担当しています。
2. PlayStation Studiosは、PlayStation専用のファーストパーティーゲームを開発、出版するSIEのブランドです。
3. Bungieは人気のゲームフランチャイズ「Destiny」を創造したことで知られる主要なビデオゲーム開発会社です。
4. PlayStation Productionsは、PlayStationのゲームタイトルのフィルムやテレビのアダプテーションを開発するSIEの部門です。